深海魚の秘密に迫る!?
2004年 09月 10日
皆さんこんばんは^^
昨日anemanさんより、
深海のような、一見静寂漂うような世界の生物は、聞き分けとか見分けとか、どうしてるんでしょうか?
という質問を頂きました。
深海・・・
なんて浪漫を感じるんでしょう。
その未知なる世界にテーマとして取り上げてみるのも面白いと思い、早速記事に仕立て上げました。
まず、深海魚ってどういうものを深海魚って呼ぶんでしょうか?
海は3つの区分の層に分けられます。
太陽の光がたくさんのため、植物やプランクトンが光合成をたくさん行う。
酸素がいっぱい。
環境が複雑なのでたくさんの生物が生息する。
太陽の光が届かなくなる。ゆえに光合成が行われない。
酸素が少ない。
生息する生物が減少する。
もう真っ暗。故に光合成が全くない世界。
波とかも全くないので、水のうねりもなく、水が酸素を含んでいるので中層より酸素が豊富。
限られたツワモノしか生きられない。
で、感覚としては中層からを深海魚と呼ぶのかなぁ~?
という感じですが、そうでもなくて、表層にも深海魚はいるんです。
実は深海魚という定義付けは非常に曖昧でだいたい200m以深の魚をそう呼んでいるようです。
次に、餌の捕獲の仕方について・・・
深海魚ってすごく特徴づいた形をした魚が多いですよね?
極端に口が大きかったり、するどい牙があったり、パッと見ただけではおそろしく怖い顔をしています。
深海は光がないため、真っ暗で見えません。また、生息できる生物の数も少ないので、餌に出会う確立も低いです。
大きな口は効率よく餌を捕獲する為のものであり、するどい牙は狙った獲物を逃さない為のものと考えられています。
捕食の仕方については2通りの捕食方法があります。
1.上から降ってくる魚や死骸を待ち構えて食べる方法。だいたいの魚はこうしているようです。
2.チョウチンアンコウの様に光を囮にして捕食する方法。
また、深海魚は身体の何らかの部分に発光させる部分を持っているそうです。
そして、もともと真っ暗で何も見えないため、目が退化してしまっている(極端なことを言えば目がない魚もいます)様です。
ただ、これは退化ではなく、環境に適応する為に変化するため、進化だと言っている方もいらっしゃいます。
うーん、どちらが正しいんだろう?
というわけで、深海魚について、如何でしょう?
長くなってきたので、この辺で・・・・
ただ、まだまだお話したいことがたくさんありますし、深海は秘密がいっぱいですし、解明されていないこともたくさんです。
また評判がよければ、もしくは気が向いたらこの続きをお話したいと思います。
面白いものを見つけたのでご紹介です。
お写真は名古屋港水族館の深海コーナーからのお写真です。
名古屋港水族館では3D映像による深海魚の解説を行っていますよ。
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