投稿写真 No:123 『テッポウエビとギンガハゼ』 from ビルバインさん
2006年 02月 22日
本日はしゃちのつぶやき のビルバインさんから投稿頂きましたお写真の紹介です。
先日当館で紹介しましたギンガハゼを見て早速ご投稿頂きました。
本文中でギンガハゼはテッポウエビと共生関係にあるとのことを書きましたが、
まさにその共生関係にある様子を頂きました。
テッポウエビは大変種類が多く似ているコが多いいため、種の判別も大変なのですが、
よく一緒に展示されているのはニシキテッポウエビさんです。
このコもそうなのかな?
掘って掘って、ひたすら掘る。
それはまるで働き蟻の様にひたすら掘り続けます。
体長わずか3cm程度しかないエビなのに、畳2畳分以上掘ってしまうそうだ。
多分一生完成することがないんでしょうね。(^^;
そしてギンガハゼは巣穴の出入り口のところでボーッと見張りをしています。
この絵面は何度見ても面白いものです。
巣穴を掘るエビは大変視力が弱く、エビが外に出る時は触覚をハゼの身体に触れさせます。
ハゼは外敵を察知すると尾鰭を激しく降ることでエビに危険を知らせます。
こうしてハゼは住まいを提供してもらい、エビはハゼに身を守ってもらうという共生関係が成立しています。
またエビはハゼのクリーニングを行います。
エビはハゼについた寄生虫を食べ、ハゼは寄生虫を食べてもらうことで身を守ってもらっているという
これまた共生関係になっているのです。
うーん、よくできている関係ですねぇ~。(*゜.゜)
皆さんも是非、エビ・ハゼの共生関係をご覧になる機会の時には
じっくり観察してみてくださいませ。
ビルさん、ご投稿ありがとうございましたぁ~♪
【撮影】 しゃちのつぶやき のビルバインさん
【写真】 テッポウエビとギンガハゼ
【場所】 新江ノ島水族館