美しき刺胞動物
2006年 05月 28日
存在そのものは透き通る美しさを持ち、
色とりどり鮮やかな姿を見せてくれるヒメハナギンチャクさん。
見た目は派手なのに、水族館ではどうも地味な存在…(^^;
なかなか注目を浴びない生物のような気がします。
イソギンチャクの仲間ではよく見られる種類で、
自然界でも大変よく見られ、水族館でも多くの水族館で飼育されています。
なんというか、癒しをくれると言うか、
ついついその美しさに見入ってしまいます。
色もいろんな色のヒメハナギンチャクがいて、白・橙・紫など、
水槽の隠れた引き立て役でもあると言えるのかな?
もちろん、単独展示などされているケースもあり、
群がるヒメハナギンチャクはとっても綺麗なお花畑って感じです。
ゆらゆらと水の中を揺らいでいるところがまた美しいです。
先にお花畑って表現をしましたが、ヒメハナギンチャクはイソギンチャクの仲間です。
意外にイソギンチャクって植物って思われている方も多いようですが、
イソギンチャクは列記とした刺胞動物と呼ばれるサンゴやクラゲたちと近い仲間です。
普段は砂場等で固着していますが、ちゃんと移動します。
ただ、知り合いでイソギンチャクを飼育している人に聞いた話だと、
移動はするものの、どうもお気に入りの場所があるらしく、
移動してもまた同じ位置に戻ってくるのだとか…(^^;
それであまり動かないって印象があるんでしょうかね?(笑)
そして、多くの方にはそんなイメージはないでしょうけど、
イソギンチャクは食べられますし、
世界的に見ても日本は伝統的にイソギンチャクを食べている国でもあります。
有明海で獲れるイシワケイソギンチャクは炒め物や味噌汁に入れられたりして食べられています。
まあ、かんちょも初めてイソギンチャクが食べられるって聞いた時には
目が点になったものですが…(≧▽≦)