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ヒゲツノザメ

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今日は深海性のサメでヒゲツノザメを紹介したいと思います。
国内での展示は数例しかないため知る人も大変少ないサメですが、見る人見る人大変関心を寄せるサメかと感じています。
ツノザメの仲間は背中に棘(きょく)と呼ばれる鋭いとげ状の突起物があります。
ヒゲツノザメはまるでナマズみたいに口の下に2本の長い髭があるのが特徴です。
体長は150cm程度に成長する小型のサメなのですがボディの色や迫力のある顔、
背中に伸びた鋭い棘などが何となく凶暴そうな様相を感じさせます。
ですが実際は大変大人しいサメでむしろ神経質な性格をしています。
生態については深海性のサメのため捕獲例が少ないことや、飼育例が少ないことなどからわかっていないことがほとんどです。

この長いヒゲは深海の様な目が役に立たない暗闇の世界で餌を探り当てる為に役立てられているようです。
というのも、飼育下でも水槽に落とした餌をヒゲ先で探るように泳ぎヒゲに触れると素早く食べる様子が見られることからこの様な能力がついたのではないでしょうか?
ドジョウやヒメジも同じようにヒゲを用いて餌を探したりしますが、彼らはヒゲに触れることで味までわかると言われています。
ヒゲツノザメももしかしたら”ヒゲで触れることで味がわかるのではないか?”っとの見方もあるようです。

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かんちょはお魚大好きなのは言うまでもないですが、魚も美味しい魚・不味いと感じる魚もあります。
かんちょは魚に限らず不味いと思っても最後まで食べるというのがモットーなのですが、
唯一食べられなかった魚があります。

・・・それがサメです。

もう何年も前の話ですがとあるお寿司屋さんでのことです。
「今日は珍しいネタがあるよー!!」
っと板さんの威勢のいい声がした。
その時のネタがサメでした。
当時サメは食ったことがなかったので食べて見ることにしました。

初めて食べるだけに、しかも相手がサメなだけに慎重に様子を伺うことにした。
身肉のほんの数ミリ… ほんの数ミリを齧ってみる…

「うげーーー!!!」っと強烈なアンモニア臭が口に広がります…
これは食えたもんじゃない…
でも残すのはポリシーに反すると一口で思い切ってほうばる!!
一気に飲み込むが、やはりアンモニア臭さが半端なくて飲み込んだ瞬間吐き出しました…
・・・もう、無念の敗北でした。

まあ、サメってのはとにかくそれくらいアンモニア臭い魚なわけでして…
個人的には食べるものではありません。
もしかしたら鮮度のいいものだったらアンモニア臭さを感じなかったかもしれません。
もっとちゃんとアンモニア臭さをうまく消すような処理をしてくれれば美味しく頂けるのかもしれません。
中国地方の方へ行くとサメ料理を普通に食べる文化がありますしね。
しかしかんちょにとってはその味が強烈に染み付いているため、
以後何度かサメを食べる機会があったのですが「サメは食べるもんじゃない…」と身体が猛烈に抵抗しています。
エイヒレも新鮮なのは凄く美味しいですが、鮮度が落ちると凄く臭くなるように、
サメもやっぱり新鮮なものは美味しいものなのかな?

ま、とにかくサメはとーーーってもアンモニア臭いヤツです。
んが、深海性のサメはと言えばこのアンモニア臭がしないため美味しく食べられるとも言われています。
by argon-l | 2006-12-26 21:17 | 竹島水族館

各地の水族館で撮った魚たちの写真を紹介♪


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