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オオノガイ

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人間の食用として利用の多いものの、あまり知る人のいないのは産地消費が多いからなのか?
オオノガイという貝です。
大きくなると10cmを超える大型の二枚貝です。
ちなみに京都は天橋立では「クロクチ」とも呼ばれ阿蘇海の特産品なんだそうだ。
むぅ、この前天橋立へ行ったときは全然見かけなかったし、知らなんだ…(汗)
クロクチというのは殻からはみ出た水管の先が黒いことから呼ばれるんだそうですよ。
オオノガイは殻をうまく閉じることができません。
それはクロクチと呼ばれる由来にもなっている水管が非常に発達していて、
しかもこの水管が大変長いことから泥底深く潜ることができることができ、
外敵から襲われる機会を減らしているのだと言います。
貝の殻ってのは外敵から身を守るために閉じるのが普通だと思いきや、こうやって難を逃れる者もいるんですね。
こういった性質を持つ貝と言えば皆さんがよくご存知であるアサリもそうだと言われています。
他にも産地消費として代表的なのは北海道の根室地方でもオオノガイを利用している例があります。
専ら干物での利用がなされていたものの、近年ではほとんど出回らなくなってしまい珍味中の珍味だと言われます。
それでこそ昔は手にとって食べたことがない人はいないぐらいだと言われ、漁師の人たちの賄い用の貝だったという話もあります。
今では資源保護のため、年に2~3日しか解禁日がない貴重な貝なんだそうですよ。


森鴎外… オオノガイ…
オオノガイ見て疲れた清盛…
(注) 何のネタかわからない人は放っておいてください。
by argon-l | 2007-10-30 07:39 | 竹島水族館

各地の水族館で撮った魚たちの写真を紹介♪


by argon-l