メダイ
2008年 03月 23日
大きな眼を持つことから由来していると言われるメダイです。
メダイっていかにも水深深いところに生息しているかのような重量感のある色をしていて好きだー
地味な色なんだけど、奥深い色をしていて何か物語るかのような味わい深い魚だと思います。(味わい深いって食べる意味じゃなくてね。)
メダイは北海道以南から全国的に分布している魚で、若魚の時は表層で流れ藻付近で漂っていますが、
成長してきて20cm程度にもなると海深くへと生息域を変えて、水深100m以上深いところで生息しています。
メダイは水産資源としても活躍する機会が多く、日本海側では晩秋からちょうど今ぐらいの時期まで漁獲が行われます。
大の釣り好きを父親に持つ友人とつい先日「最近メダイが釣れて釣れて釣れすぎて困ってる」と話があり、
そんなに困ってるならおすそ分けしてくださいよーっと話に盛り上がっていたところなのですが、
日本海側で揚がるメダイは身のしまりがよく、味もいいとのことです。
水族館の展示で見かけるメダイは暗い岩陰でジッとしていることが多いのですが、
そんな暗闇からこの重量感ある色合いをしたメダイがにゅっと出てくるとなかなか迫力があるのです。
最近はメダイを見かけると惚れ惚れと眺めてしまい、ちょっとしたマイブームな魚です。