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クロダイ

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日本に幅広く分布しており、特に釣り魚ではチヌと呼ばれ人気の高いクロダイです。
クロダイは典型的なタイの形をしているので一見マダイと見間違えてしまいそうですが、
マダイはコバルト色の小斑点が体に散在していることや、尾鰭の後縁が黒く縁取られているので見分けやすいと思います。
問題はキチヌ!!
これはまた後日紹介しようと思っているのですが、キチヌという仲間はクロダイと大変そっくりさんなのです。
キチヌは尾鰭や腹鰭が黄色くなっている特徴があります。(すんごくざっくり説明…)
で、この写真、鰭がもうばっちり黄色です!!
そんなこともあってか、「こ、この魚、ホントにクロダイなの???」っとかなり疑いを持ってしまいました。
ごめんなさい、しながわ水族館の担当の人…
そうやら照明の関係で鰭が黄色くなっているだけのようなのですねぇ。
必死に図鑑を漁ったり、ネットで情報を引き出したり…
しまいにゃ鱗の数を数えだしてみたり…
導いた答えが「あぁ、やっぱりクロダイなんだなぁ…」っと。

クロダイ_a0012103_7535377.jpg

クロダイは歴史を辿ると大変重宝された魚です。
彼らは主に湾内や河口に生息していますが、時に淡水域にまでやってくることがあります。
このことから冷蔵庫もない時代には真水で活かせる魚として大変重宝されたのだとか。
しかし、昨今では入荷量が多いことから、価格の下落を引き起こし、以前ほどの高級魚という概念がないのだとか…。
by argon-l | 2008-04-28 07:54 | しながわ水族館

各地の水族館で撮った魚たちの写真を紹介♪


by argon-l