ツチガエル(幼ガエルとオタマジャクシ)
2008年 08月 14日
日本で幅広く分布しているツチガエルの幼ガエルです。
ツチガエルは今の時期がちょうど産卵期にあたります。
普通のカエルは秋になると幼生(オタマジャクシ)から変態して見慣れたカエルの姿になります。
しかし、ツチガエルの場合、一部の幼生は越冬し、冬を過ぎてから変態するそうで、
随分大きな幼生に成長すると言われています。
しかし、昨今はツチガエルが越冬するのに適した水田が冬期の通水停止により乾田の増加に伴い段々姿を消しています。
兵庫県ではレッドリスト準絶滅危惧種に指定されていますし、
各地域でも年間通じてツチガエルのための水域確保が行われる取り組みがなされていたりしますが、
今度はウシガエルやオオクチバスなどにより幼生が捕食されてしまうという懸念があるそうで、
なかなか一筋縄ではいかないようです。
こちらはもうまもなくカエルの姿に変態する頃でしょうか。
丸っこくてかわいい♪
でも、可愛くっても捕まえると身を守るために皮膚から毒のある悪臭を放つ。
天敵であるヘビたちから身を守るのに役立てているそうですよ。