トガリエビス
2008年 12月 14日
とても鮮やかな真っ赤な体色をしたトガリエビスです。
日本では土佐湾以南で見られると言われますが、漁獲は少ないためあまり知れ渡っていないですが、
ダイビングをされるような方の間では知れ渡っている魚だと思います。
日本ではあまり食用に用いられる機会は少ないですが、海外では食用としている地域もけっこうあるそうですよ。
普段は岩場の陰などに身を潜めていることが多く、夜になると活動をはじめエビやカニを捕食しています。
ダイビングでも見られ、表層でも見られる魚の割にこれだけ真っ赤な身体…
岩場に隠れるのにこの真っ赤な体色が役立っているのか、
それとも夜行性ゆえに真っ赤な方が目立たないのか、
一体どうしてこれだけ派手な体色になってしまったのでしょうね。
というのも、岩場に隠れるという性質も日本の漁の方法に影響があったようで、
それゆえに日本のトガリエビスは臆病になってしまったという話があります。
海外のトガリエビスはけっこうアクティブだそうで、
岩場に隠れもせず群れを成している様子がけっこう見られるんだそうです。
ところかわれば魚の性質も変わる、そんな例もあるわけで面白いですねー