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タイリクバラタナゴ

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ホントはニッポンバラタナゴから紹介したほうがいいとは思うのですが、
サッと写真が見つからないので順序は入れ替わってしまいますが、タイリクバラタナゴです。
中国大陸原産の魚で1940年代に食用に移入してきたソウギョやハクレンに紛れてやってきたと言われている外来魚です。
外見はニッポンバラタナゴそっくりで、しかもニッポンバラタナゴと用意に交雑が起こる上、
タイリクバラタナゴは成長が早いということもあってニッポンバラタナゴを脅かす存在になっています。
利根川へと移入されたタイリクバラタナゴは琵琶湖まで分布を拡大し、さらには琵琶湖から各地に放流用に送られる稚アユに紛れて全国各地へと分布を広げました。
今では交雑個体群が勢力を広げてしまい、さらには両者を判別するには大変困難であるため大きな混乱を呼んでいます。
関東地方では釣りの対象として定番中の定番の魚ではありますが、なかなか複雑な状況のようです。
地域によってはニッポンバラタナゴが絶滅してしまったり、他のタナゴ類も激減してしまったり、
同じようなタナゴ類であっても遺伝的に個体を維持していくのは困難であったり、かたやぐんぐん勢力を伸ばしていったり、不思議なもんです。
またニッポンバラタナゴが元の姿に戻る日はやってくるのでしょうかねぇ?

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by argon-l | 2009-04-09 06:31 | 琵琶湖博物館

各地の水族館で撮った魚たちの写真を紹介♪


by argon-l