ダイオウグソクムシ
2010年 07月 01日

世界最大の等脚類、ダイオウグソクムシです。
近年テレビでも話題に事欠かない生物なので、けっこうメジャーな生き物になってきましたね。
かんちょもダイオウグソクムシはこれまで何度も見てきたのですが、どうにも相性の悪い生き物…
水槽の奥まった隅っこにいたり、珍しく手前を向いていると思いきやお尻を向けられていたり…
撮影機会にちっとも恵まれず、できれば全身写真をお見せしたいと思いながらも断念しました。
本種は最大で50cm近く、重量は1Kgを超えると言われています。
陸上で見られるダンゴムシも等脚目でけっこう近い種でもあるのですが、スケールが違いすぎますね!
よく『世界最大のダンゴムシの仲間』という例えがなされますが、
ダンゴムシやフナムシ、ワラジムシなどが属する等脚目の中で最も大きな生き物です。
日本産で最大のダンゴムシと称されるグソクムシが最大で15cm程度なので、
世界にはあんびりーばぼーな生き物がいるもんですねぇ。
生息域は大西洋・インド洋の水深170~2,500mあたりに分布しているそうです。
『海の掃除屋』と呼ばれ表層から沈んできた死骸を綺麗さっぱり食べることで知られています。
食性は非常に貪欲なので、死後沈んでいるマッコウクジラに大群で群がる姿なども目撃されています。
展示を見ていると「怖い・気持ち悪い」などの声もよく聞かれますが、
海の屑を綺麗にし砂泥地にしてくれるということで海を綺麗に保つ重要な生き物でもあるのですよ。
彼らの活躍もしっかり認知してあげてくださいね♪
ダンゴムシというと人間からすると陸上の生き物という印象が強いのですが、
実のところ等脚目の大半が海で暮らす生き物なんです。
海で暮らす種が大半だったのに、一部が陸に上がることを選び大きく分布を拡大していった…
その過程にはどんな理由があったのか、大変興味を感じますね。
昨今、少資源が懸念されてか、未来の食物として昆虫が挙げられたりしますよね。
本種もよく「食べられないのか?」という話題が出てきたりするのですが、
身体の大きさの割に身の量が極端に少ない上、臭いも強いためとても食用には向かないんだとか。
by argon-l
| 2010-07-01 07:24
| 須磨海浜水族園
