サツマハオリムシ

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チューブワームとも呼ばれるハオリムシの一種、サツマハオリムシです。
って、この説明ではよくわからないですよね…(笑)
ケヤリムシなどと同じゴカイ類の仲間と言われたりします。

本種って展示や写真などの資料を見ていても、写真に見えるようにチューブも含めサツマハオリムシみたいな印象を受けてしまいます。
ただ、実際はこのチューブは棲管と呼ばれる管状の殻でこの中に入って生活しています。
管の先っぽを見てもらうと空洞になっているものと、先端に何か見えるものとありますが、
おそらく先端に見えているのがハオリムシ本体です。
今は尺の長いマクロレンズがないので、もっとアップで撮って詳しく見たいなぁ…っと思うのですがぁ~

サツマハオリムシはとっても不思議な生き物です。
なんと言っても口や消化器官を持っていないのですね。
地球上の多くの生き物は太陽の恩恵を授かって生きています。
植物が光合成をし、それを養分とし、ここから食物連鎖が成り立っています。
人間もこうしてこの食物連鎖の中にいるんですね。
しかし、本種はこういう常識を覆す生き物なんです。
ハオリムシと呼ばれる仲間は体内にバクテリアを共生させています。
このバクテリアは地球内部から湧き出る硫化水素を合成して栄養分を作っています。
地球上にはこうした光合成に頼らない、化学合成で成り立つ生物もいるんです。
なんかこういう生態系があると、地球外の宇宙にも生物っていても不思議じゃないよなぁ…って思いますねぇ。

こう話を聞くと本種って太陽光の及ばないすっごく深い海の中にいるような気もしますが、
なんと水深82mという世界で最も浅い場所で発見されたハオリムシの一種なんです。
これもまた驚きです。
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by argon-l | 2010-07-05 07:16 | 名古屋港水族館

各地の水族館で撮った魚たちの写真を紹介♪


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