人気ブログランキング | 話題のタグを見る

シロワニ

シロワニ_a0012103_233231.jpg

ぎょろんとした目と鋭利な歯。
とても圧巻されちゃいます。
今日ご紹介するのはシロワニです。
ワニと言ってもサメです。笑

一言にサメの歯と言っても、サメも種類によって様々な歯を持ち合わせています。
例えばネコザメは貝類を食べたりしますが、サザエをもバリバリと噛み砕くほどの力を持っています。
しかし、噛む力だけではあの固い貝を噛み砕くことはできません。
ネコザメの歯は平らな歯をしていて、噛み砕くのに適した歯を持っています。
一方、シロワニの歯は細長く先の尖った歯をしています。
獲物を捕らえやすく、また逃がさない様にこういった歯になっているわけですね。
サメの歯は次々と生え変わり、多いものでは一生のうちに3万本生え変わると言います。

また、シロワニは鰾(うきぶくろ)というものを持っていないので、
水中で浮力を得られず、そのままではどんどんと沈んでしまいます。
そのため、水面で空気を吸って胃に溜め込み、それで浮力を調整すると言われています。

さて、サメと言うと、どうしても某映画の影響からサメは人を襲うという固定観念が植え付けられてしまっています。
実際のところ、これは大きな誤解でして、一般的にサメは人を襲うことは滅多にありません。
サメの多くは視力が弱く、水中に人間がいたところで人間と認知できないことが多いです。
また、サメの捕食スタイルは目で獲物を追うのではなく、嗅覚で獲物を探します。
ほんのわずかな血の量でも何Km先もの獲物をも察知するほどのとてつもない嗅覚を持っています。
つまりサメが人を襲う時は、例えば
人間が怪我をしていて、血を流しているとき、サメはエサと勘違いして襲ってしまう。
血を流している魚を持っている時にその魚を狙って一緒に襲われてしまう。
何らかの拍子にサメを驚かせてしまう。
サメを挑発したとき。
と言った時などです。
しかし、このシロワニは上記の条件に当てはまらず、挑発などしなくても人を襲う可能性のあるサメとして知られています。

【写真】 シロワニ
【場所】 八景島シーパラダイス

■ VOTE
水族館に関する投票やっちます。ぜひぜひ…

記事URL : http://gisu.exblog.jp/2129290/
トラックバックURL : http://gisu.exblog.jp/tb/2129290

by argon-l | 2005-07-27 23:03 | 八景島シーパラダイス

各地の水族館で撮った魚たちの写真を紹介♪


by argon-l