オニヒトデ
2005年 09月 17日

全身棘に覆われた大型のヒトデ、オニヒトデと言います。
その棘に毒を持ち、刺されるとリンパが腫れ、発熱、嘔吐、めまい等の症状が出ます。
また、オニヒトデに刺されることによる死亡例まであります。
この様な脅威のヒトデですが、昨今オニヒトデがよく知られる様になったのは、
生きたサンゴを食い荒らしてしまうことにあるかと思います。
サンゴの天敵として知られ、近年オニヒトデによりサンゴの減少に拍車をかけています。
サンゴは人間にとって景観がよい生き物の1つですが、
ただそれだけではなく、海の中ではサンゴと共に生きる生物がたくさんいます。
オニヒトデがサンゴを食い荒らしてしまうと、生態系に大きな影響が出てしまいます。
元来、オニヒトデがサンゴを食べるところを見られるケースはほとんどなかったのですが
近年の大量により日本では沖縄の海をはじめ、和歌山県の串本などでも大きな被害が出ています。
過去には1970~1980年代には沖縄本島や八重山諸島などのサンゴの90%を
オニヒトデの食害により大打撃を受けた記録があります。
大量発生する理由はまだハッキリとはわかっていないようですが、
海の景観を守るため、また、生態系を崩してしまわないため、
多くの人が多種多様の方法でオニヒトデの駆除にあたっています。
ホラガイ、フリソデエビ、フグ、ハタなどがオニヒトデを食べるのですが、
彼らもオニヒトデだけを食べるわけではないため、
彼らがオニヒトデの大量発生を食い止める一役を担ってくれるというわけでもないようです。
オニヒトデが大量発生を始めた理由の1つとして地球温暖化が挙げられています。
つまり、人間の環境破壊がこういったケースでも海で顕著に現れています。
海は人間の生活にも欠かせないものです。
今一度日々の暮らしを考えてはみませんか?
【写真】 オニヒトデ
【場所】 屋島山上水族館
by argon-l
| 2005-09-17 00:09
| 屋島山上水族館
