カサゴ
2005年 09月 30日
この胸鰭などを笠に見立ててその名がついたと言われます。
カサゴは各地によって実に呼び名が様々です。
一般的によく聞かれるのがガシラ。
関西や高知ではよくガシラと呼ばれます。
そもそもカサゴのカサとは瘡のことであり、瘡蓋(かさぶた)などを指します。
よく発疹などするとその後が皮膚に残ったりしますが、
その皮膚に残った跡の模様の様に見えることから
痘痕の魚、という意味でカサゴと呼ばれることもあります。
痘痕は方言でガシと呼ばれます。
また長崎では同じく方言でカブと呼ばれます。
また、開く口が大きいことからホゴと呼ばれたり、
シャシャコなどと呼ばれたり、実に多様な呼ばれ方をされています。
アンポンタンなんて呼び名もありますけどね。(笑)
特徴的なのは見てくれだけでなく、
生息域も浅瀬から深いところまで幅広く生息する魚で、
エサの食いつきも非常にいい魚であります。
鹿児島県の冬の県魚に指定されている魚です。
【写真】 カサゴ
【場所】 須磨海浜水族園