深海のカニ 『ツノハリセンボン』
2005年 10月 31日
というわけで、深海生物乱打が始まります。
本日はツノハリセンボンという深海のカニをご紹介します。
先日ハリセンボンの記事で、カニにもハリセンボンという名のカニがいますとお話致しましたが、
早速撮ってきているかんちょです。(^^;
このカニは房総半島沖から九州、東シナ海、フィリピン、アンダマン海などの海に生息するカニで、
水深300~500mくらいのところに生息しているカニです。
クモガニの仲間で、以前ご紹介したことのあるモクズショイとも仲間にあたります。
底曳きトロールで稀に揚がることのあるカニのようですが、
水族館をはじめ、なかなかお目にかかることにないカニです。
甲羅はとにかく鋭いトゲで覆われており、額の角は長く2つに左右に分かれています。
水揚げされてしまうと何でもない普通なカニですが、
展示環境がいいためとてもかっちょよく見えます。
【写真】 ツノハリセンボン
【場所】 名古屋港水族館