キャハンヒキガエル
2006年 03月 03日
要注意外来生物に名乗りをあげているキャハンヒキガエル、またをロココヒキガエルと言うカエルです。
ヒキガエルの仲間の中でも特に大型になり、20cmを超える個体もいます。
全身硬い皮膚に覆われ、乾燥に適した身体を持ちます。
先に要注意外来生物に名乗りをあげていると述べましたが、現在のところ被害の実態は明らかとされていません。
ただ、彼らの皮膚から分泌される毒や捕食体型などにより生態系への影響が懸念されるそうです。
カエルはペットとして飼育されることも大変多く、人気の高い生き物でもあります。
キャハンヒキガエルに限ったことではありませんが、生き物を飼育する方は是非とも責任のある行動を願いたいものです。
このカエルは写真からもおわかり頂けることと思いますが、身体に無数のイボを持ちます。
このイボは脛巾(※1)にあり、このイボが毒を出します。
このことからキャハンと言う名が由来しているそうです。
寿命は約10年ほどだそうだ。
しかし、なんとも鮮やかな瞳ですねぇ~(´▽`)
※1 脛巾
〔「脛穿(はぎはき)」の転という〕脛(すね)に巻き付けてひもで結び、脚を保護して歩行時の動作をしやすくするために用いたもの。後世の脚絆(きやはん)に当たる。はばきも。
【三省堂提供「大辞林 第二版」より】
【写真】 キャハンヒキガエル
【場所】 鳥羽水族館