きんきらおめめ
2006年 06月 01日
関西では古くから高級魚として扱われてきましたが、近年では関東でもどんどん値を上げているアカアマダイさん。
瞳がきんきら美しいのです。
高級魚として親しまれるも、大変水っぽい魚のため刺身で食べても美味しくはないです。
主には干物とされてるケースが多いですが、中を開いて塩をし、一晩寝かすことで刺身でも味わい深い魚へと変身します。
とにかくこの魚は独特の面白い顔、つまりは潰れたような吻が短い顔つきがとっても印象的。
また、体色が鮮やかで鱗がキラキラと美しいのですが、中でも一際印象的なのがこの瞳。
金色に輝いていて美しいですよね。
ってなわけで、もうちょっとクローズアップ。
ほら、こんなすっごい黄金色。
アカアマダイはとっても警戒心の強いお魚。
日本海に多く生息していますが、やや深いところで穴を掘って生活したりしているそうですよ。
そんな行動もまたかわいらしいですよね。(´▽`)
さて、目が金色と言ったらこのお方を忘れちゃあいけねぃ!
ハシキンメさん♪
通称、ヨロイウオとも呼ばれ、大変鱗が剥がれ難く刃当りするため捌くのは大変と言われています。
肉質は身が締まっているため、大変美味とされていますが、キンメダイを狙っている時によく一緒に水揚げされ、
キンメダイの方が味がよしとされるため、ハシキンメさんは脚光を浴びないようです。
以前にもお話をしたことがあるのですが、アカアマダイやハシキンメは鮮やかな赤色をしていますが、
(特に写真からはわからないものの、ハシキンメはもっと真っ赤。)
一見こんな派手そうな魚たちも深海に生息する上では深いところでは赤色は黒っぽく見え、
保護色になっているためこういった色になっていると考えられています。