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いきものデザイン博

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連休中日は海遊館へと行ってきた。
流石に3連休だけあって大混雑…
夕方からのインだったにも関わらず、チケット購入の行列も館内から溢れる勢いだった。

さてさて、今回の目的はいきものデザイン博です。
前々から気になっていたものの、なかなか行く機会もなく、
行く前に終わってしまう~っと思っていたのですが、なんとか行ってくることができました。
この企画展、カラフルな生き物や変わった形をした魚などをデザイン的に展示しようという企画。

お写真はカレイドゾーン呼ばれる展示エリアから水槽を万華鏡的に表現した水槽。
普段見られない展示方法でなかなか面白い。

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入場するとすぐにカラーゾーンと呼ばれるエリアがある。
ここでは三原色(赤・青・黄)の魚たちが展示されている。
綺麗なライトアップとともに原色の魚たちを見ることができます。
こちらは赤色代表、アカマツカサさん。

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こちらは黄色代表、ハナオコゼさん。

まあ、なんちうかごった返す人で結局ろくに写真も撮れんかった…




海遊館くらいの規模になるとたくさんの人が訪れるので、
あまり批判的な意見を書くとその反響も恐ろしいことになるかもしれないけど…
あまりにもどうなの?っと思ったので敢えて書こうと思う。

この企画展、試みとしては非情に面白いものがあった。
しかし、その一方でかんちょからの視点でいろいろと気にかかったことがあった。

まず、企画展に入るとすぐにカラーゾーンと呼ばれる原色の魚たちで彩るエリアがあります。
ここでは上段と下段の2列に渡って水槽が展示されています。
まず、ここが問題。
下段の水槽はしゃがまないと見れないし、上段の水槽は大の大人がちょっと背伸びをしてやっと全体を見渡せる感じ。
だから背の小さい女性から「見えない!見えない!!」っという声もちらほら聞こえた。
子供なんてもってのほかである。
下段の水槽なんてしゃがまないと見れないですから、このごった返す人ごみのなかで詰まる詰まる。
やっぱり海遊館規模の水族館になると混雑は想定内でしょうから、
このへんはよく考えてレイアウトして欲しかった。

そして、デザイン性を優先するあまりか、生物解説がされていない。
魚によっては名前すら紹介されていない魚もいた。
例えばシャドウゾーンにいたヘラチョウザメ
チョウザメさんの仲間でありますが、サメとは明らかに違った系統の魚です。
しかし、解説がないため、多くの人がサメの仲間と思って展示を見ていた。
魚って種類が実に多いため、全ての魚を解説することは大変難しい。
でも、誤解を招くであろう魚は最低限の解説は必要なんじゃないか?って思う。
特にこの企画展では滅茶苦茶な数の魚がいるわけでもないし、企画展だからこそその魚についての解説が必要なんじゃないだろうか…

そして一番気になったのが…
カレイドゾーンやインスタレーションゾーンでのトリッキーな水槽展示だ。
やっぱり視覚的に面白い見せ方をしたりするものだから面白がって見る人が多い。
それゆえに生き物をおもちゃ的に扱う人が多い。
子供ならまだいざ知らず、大の大人がバンバン水槽を叩いたり、
道具を使って魚を追いたてる光景がよく見られた。
さらにはこういう行為をする人たちに対して注意を促す監視の目も光っていない。
ってかスタッフは誰もいなかった…
企画展に誰もスタッフがいないのってどういうこと?っとも思ったけど…
やっぱり企画展となると特定の魚に興味を持つ人も少なくはない。
だからちょっと聞いてみたいことがあってもそれを聞くこともできないし…

正直、非情に虫の居所が悪くなって、もうどうでもいいやって感じで企画展も流して見る程度にしましたさ。
前回のSHARK&RAYはとても素晴らしい企画展だったのに対し、
今回の企画展はなんてひどいんだ…
って正直思いました…
by argon-l | 2006-07-19 21:43 | 海遊館

各地の水族館で撮った魚たちの写真を紹介♪


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