人気ブログランキング |

北ノ怪物ヲ退治セヨ!

a0012103_8363892.jpg

というわけで、おそらく水族館ふりーく史上最もコアなプロジェクトだったのではないだろうか…

まずは今回のプロジェクトに噛んだ熱きメンバーのご紹介。

・マサトさん。
 伝説の名刀「関・孫六」を片手に北の怪物に挑みます!
サイトヲ。さん
 補助魔法をたくさん唱えてメンバーを助けます。
くりかわさん
 骨法を極め、魚を巧みに捌いていきます。
ビルバインさん
 知識と経験を活かし、青魔法をバシバシ唱えます。
・給餌係さん
 甘い物でメンバーの士気を高めます。
・てとさん
 独特のお笑いモードでメンバーを???化させます。

このメンバーで北の怪物!オオカミウオに挑む。
その勝負の行方は…


【挑戦状】
当館へちょくちょくお越し下さるちまちまさんよりとある日
「北の怪物を倒してみろ~!!フハハハハ~!!!」
っというのが挑戦状が届く。

というのは冗談で、当館でオオカミウオを何度か紹介しておりますが、
その際に、見てくれはこんなでも実は美味しいという噂話を何度かしました。
「むぅ~、そんなに美味しいなら一度食べてみたいなぁ~」
っと、毎度の様に言っていたら、では送りますよっと声をかけてくださったのです。

しかし、今回のプロジェクトにはとにかく壁がたくさんありました。
オオカミウオは寒冷地の魚なだけに、暑さに弱いです。
ですが、水揚げがあるのは7月のこの暑い季節…
とても輸送に耐えられない…という見解でした。
そしてただでさえ尋常じゃなく臭い魚で、しかもアシがおっとろしく早い!
腐って更に異臭でも放ったら…
しかも水揚げはなかなかなく、こちらの希望する日に揚がるなんてまずムリ…

こんな厳しい条件の中、オオカミウオ様は北海道で揚がる為、
北海道から空輸を経てやってきます。
丸一日かけて飛行機でやってきますから、うっかりしてると水温が上がってしまい、
あっさり成仏してしまいます。
さすがの北の怪物も唯一気温だけが天敵なのだ!




そんなわけで戦いの火蓋は切って落とされた!
流石にオフの日に合わせてオオカミウオ様を送ってもらうには難しいので、
オフより前の週末に送ってもらって捌いて冷凍保存しようと言うことになりました。


= 6月某日 =
ちまちまさんよりオオカミウオ様水揚げの報が届く。
多少小振りながらも、とても元気で状態のいいオオカミウオ様が揚がったとのこと。
早速送って頂くことにする。


= 6月某週末 =
へたれかんちょは一人ではこの怪物に挑めないと、助っ人を呼ぶ!
どんな魚にでも立ち向かう、勇者マサト氏!
そしてどんなサポートもそつなくこなしてくれる僧侶サイトヲ。氏!
まずはこの3人のメンバー編成で北の怪物との戦いが始まる…

いよいよ北の怪物との対峙…
届いた荷を開けてみる…
開けたその瞬間…

『く、くせーーーー!!!』

一同、声を荒げる…
さすがは北の怪物!一筋縄ではいきません。

そ、それよりもヤツは生きているのか…
とにかく出して見ることにする。

「ビチビチビチビチーーーーー!!!!」

めっちゃ活きがええです。
ってか、アンタ暴れすぎ…Σ(´□`;)
いつまでたっても暴れまくってます。
なまじっか中途半端に水があるからいけないんだ!っと、水を抜いたら大人しくなりました。

というわけで、こんな機会はまずないと、まずは生きたオオカミ様をじっくり観察する。
ぱくぱくと口を開閉させるのですが、
「シャクッ!シャクッ!!」
っといい音を立てるのです。
そして口元をよく見てみてください!
オオカミの名に相応しい、鋭い牙がありますよね!!
水族館ではこんなに鋭い歯を持ったオオカミウオ様はまずいません。
もう迫力あります…
ってか、噛まれたらマジで大怪我ものです。

水を抜いて大人しくなったものの、まだまだ暴れます。
ということで、さっさと捌いてしまおうということに。
勇者・マサトが愛刀、関・孫六を抜く…

以降、戦いの場面は過激な内容のため、興味のある方だけリンク先記事をご覧下さい。
勇者と怪物との熾烈を極める戦い!


= 7月Xデー =
挑戦状を叩きつけられたからには黙っているわけにはいかない!
っと、西から東から今回の戦いに挑むツワモノたちが終結する!
決戦の舞台はやっぱり浜松だ!

ちまちまさんが決戦の舞台に合わせて、
皆さんで北の幸を味わってくださいというご好意により、
・糠ほっけ
・ホッカイエビ
・タコの足(めちゃ太い足でした)
・ケガニ
・ギスカジカの干物
・塩カレイ
・アヤボラ(みんなにはツブと紹介していましたが、正しくはアヤボラと言うそうです)

などなど、どれも少量ずつ送りましたとのことでしたので、
(実際はみんなたらふく食ってげふーっとなって、かんちょがお持ち帰りする分もありましたよ。笑
 ちまちまさん、たくさんありがとうございます。)
朝に市場へ行き、
・サンマ(刺身用)
・アジ(刺身用)
・キンメ
・アナゴ
・アサリ
を少しずつ購入。

各食材についてはいろいろ話題したいこともあるので、また別途お話しますだー。

というわけで、いよいよオオカミウオさんの調理の時、開始です!
っと、その前に6月の戦いにいなかった皆さんにもカマ(頭)とご対面です。
皆にもあの強烈な異臭を味わわせてやろうと…
って、かんちょとサイトヲ。さんは「くせー!くせー!」っともがき苦しんでいる一方で、
くりかわさんは「私は平気な臭い」なんて言ってるし、
鼻炎で臭わないなんて言ってる人がいるし、拍子抜け…

まあ、兎にも角にも食ってみよう!っちうことで、クッキングタイム。
6月の時に捌いた直後に刺身で食ってみたものの、とにかく臭いが気になった…
身が異様に臭いのです。
身肉の食感は非情にいいのですけどね。
皮は尋常じゃなく硬いです!はっきり言って噛み切れません。
「ビニールシート食ってるみたい。」
っと、サイトヲ。さん談。(ってビニールシート食ったことあるの?笑)

というわけで、身肉の臭みをいかに消すかが勝敗の分かれ目!
ちょうど丑の日だったこともあり、長いものにあやかって
オオカミウオを蒲焼きにしよう!っということになりました。
あとはどうせ酔ってろくな調理できないだろうと、
お手軽に唐揚げをすることに!

まずは蒲焼き♪
うーん、確かに臭みは消えたものの、たれが完全に勝ってしまい、
オオカミさんの味がしないなぁ~。
うーん、いまいち…
っというのがかんちょの感想ですが、みんなはけっこう美味いと。

次に唐揚げ♪
揚げるのはかんちょの担当に。
揚げ物担当をいいことに、揚げたてを早速つまみ食い。
隣の部屋でみんながワイワイやっている中、
一人で「うんめぇ~!!」っと絶叫!!
や、唐揚げはホントに絶品ですよ!
凄く柔らかく、ホクホクしていて、魚ってよりも鶏肉みたいな味わい。
最初にズケにしてから揚げたのですが、これも正解だったようだ!
しかし、冷めると蒲焼き以上に臭みが出て食べられなくなるそうな…
(かんちょは食べてない)


というわけで、見事オオカミウオに勝利した一行でありましたが、
今回のプロジェクト、いろいろと意味合いがあったのです。
今回オオカミウオを送ってくださったちまちまさん、
実は北の魚を観賞魚用に仕入れているお魚屋さんなのです。
皆さんがよくご存知な水族館にもあんな魚やこんな魚が入っています。
今回の様なオオカミウオのような輸送の難しい魚の場合、
都内だとわりかし輸送時間も短く輸送が可能なため大丈夫なのですが、
それ以外の地域に送ろうと思うと輸送が大変困難なわけです。
ただ生きて届けばいいというわけではなく、元気に届く必要がありますしね。
届いても息絶え絶えではね…(^^;

と言うわけで、オフという名を借りた実験をさせてくださいってことだったのですが、
(かんちょ的には実験という名を借りましたが)
無事都内以外でも発送が可能というデータが取れたわけです。

どうしても北の魚は気温との戦いになります。
水温を下げておけばいいってのなら氷をガンガン入れておけばいいとか思うかもしれませんが、
空輸できる重さの制限や箱の大きさの制限もあります。
そういった制限をクリアしつつ、輸送が可能かと言うデータが取れたということは
今回の実験はとても有意義なものであったと言ってもいいかと思います。

実際、北の魚って見られる機会が少なく、水族館でも扱っているところは少ないです。
そういう影響もあってか、北の魚は地味な印象を受ける方も多く、
それ以上に存在すら知られていない魚がほとんどです。
かんちょ的にその代表例がまさにホッケだと思うのですが、
ホッケは開いた姿しか見たことがないっという声をよく聞きます。
でも、生きている時のホッケって滅茶苦茶美しいですし、すごく可愛い表情をしています。

今回のプロジェクトが架け橋となって…っと言っては恩着せがましいですが、
内地でも北の魚に触れられる機会が増えたらなぁ~って思います。
かんちょはとにかくダンゴウオが見たいぞーーー!!!

というわけで、戦い抜いたみなさん、どうもお疲れ様でしたーーー!!

【オフ会参加メンバーの記事】
北の怪物・オオカミウオを食す会@一獣三菜 くりかわさん
食べちゃった@どうぶつのおうち サイトヲ。さん
by argon-l | 2006-07-25 08:40

各地の水族館で撮った魚たちの写真を紹介♪


by argon-l