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一時休館のお知らせ

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休館と言っても当館が休館するわけじゃありません。
山上にあるというちょっと珍しい屋島水族館が9/30をもって休館することとなりました。
運営会社が代わり、10/1から12/20ごろまでリニューアルを行うそうです。

確かに屋島は観光としても昔と比べて客足が減っているようですし、
水族館もお世辞にも流行っている水族館とは言えないです。
混雑時でもゆったり見られますからね。(^^;
施設も老朽化が進んでいますし、まあ頃合と言えば頃合なのかも…

でも、個人的には屋島山上水族館の雰囲気はすごく好きです。
これが生まれ変わってしまうのですから、期待以上に不安が大きいです。

イルカショーがあんなに間近に観られるとこって他にはないと思いますし、
アシカショーのクオリティも半端なく高いです。(個人的にはナンバーワンと思っています)
なにより、カワウソの犬小屋展示もなくなっちゃうのかな…

ショー形態が変わることはないんじゃないかって思うんですが、
イルカプールも新設されちゃうんかなぁ…

今回のリニューアルにあたりカワウソのくにしげくんは残念ながらお引っ越しとなってしまいました。
ペンギンたちもみんなお引っ越しだそうで…

兎にも角にもどう生まれ変わるんだろう…っとハラハラしておりますが、
よいところは残しつつ、リニューアルしてよかったな…っと思える様生まれ変わって欲しいです。




今回はいい機会ですので、去り行く屋島水族館についてちょっとお話をしたいと思います。
屋島水族館は昭和44年12月21日に水族館としては珍しい、山の上にある水族館として誕生しました。
開館当時は今よりもずっと規模も小さく、年々大きく増設されていきました。
平成6年には大変希少なアメリカマナティを展示するにまで至りました。
館内外は巻貝をイメージして建設され、なるほど、確かに館内を回っていくと
まるで巻貝の中を回っていくかのようにぐるぐると回っていく構造になっています。
そして巻貝の中心にあたる頂上部では世界で初めてとなるアクリル回遊水槽が作られ、
黒潮のお魚たちが360度見回せるようになっています。
近代的な水族館の先駆者として立ち上げられた水族館ですが、この度1つの区切りをうち、
また次なる世代への水族館へと生まれ変わろうとしています。

ところで、日本のアクリルの技術というのは物凄くレベルが高いものだそうで、
その中でもトップを走るのは日プラさん。
その昔は"汽車窓式"と呼ばれる壁に穴をあけ、小さなガラス窓をつけた展示方法が主流でした。
ガラスの場合水圧の関係等から大型の魚を展示したり、大水槽のような見せ方というのはできませんでした。
この方式から方法を変え、ガラスよりも強くて軽いアクリルに目をつけたのが日プラさんです。
薄いアクリルを何枚も重ね合わせることでガラスよりも耐久性のある水槽を作ることができ、
またアクリルは高熱を当てることで型通りの水槽を作ることが可能となりました。
日本のアクリルのレベルの高さはこのアクリルを何枚も重ね合わせることにあり、
何枚重ねても強さを損なわず、また透明度を損なわないところが凄いのです。
いくら強度が増しても透明度が損なわれてしまったら水槽の中は見えませんからね…

この技術の結晶体とも言えるのが世界で初めて導入された屋島水族館のパノラマ水槽。
当時は画期的な展示方法として多くの方の度肝を抜いたことでしょうね。
そして今なお、この手の業界の人たちの間の中ではこの水槽の話が語り継がれているようです。

今回のリニューアルはこの思い入れに1つの終止符をうち、新たに生まれ変わるわけですから、
きっと生まれ変わったあとはまた今の水族館では類を見ない新しい水族館として生まれ変わるのでしょうね。
また多くの人たちの度肝を抜くような水族館に期待をしています。
by argon-l | 2006-09-29 18:32 | 屋島山上水族館

各地の水族館で撮った魚たちの写真を紹介♪


by argon-l