ヒラメ
2007年 02月 16日

左ヒラメに右カレイ
そんな風に区別されるヒラメとカレイですが、今日はヒラメです。
一般的に目を上にした時に左側に目が寄っていればヒラメ、右側に寄っていればカレイと言われます。
しかし異端児ってのは必ずいるものでカレイでも左側に寄っている者もいて
必ずしもこの区別が当てはまるとは言えません。
また、左ヒラメ右カレイという例えは日本でしか通用せず、国外では右ヒラメなんて魚もたくさん存在しているようです。
ですが他にも見分けるポイントはあります。
ヒラメは「平目」と書くように目が平らで、カレイは目が出目なのです。(参考 ⇒ ババガレイ)
上記2つのポイントを見分ければだいたいのヒラメ・カレイは区別できると思います。
見た目似た者のヒラメとカレイですが、中身は随分反対の性質をしています。
まず、ヒラメとカレイは圧倒的に成長速度が違います。
ヒラメは1年で30cm以上大きく成長しますが、カレイは10cm少々しか成長しません。
成長の速いヒラメは養殖も盛んに行われていますが、一方カレイは天然物に頼っているのが現状です。
養殖物のヒラメであればカレイよりもずっと安く手に入れられますが、
天然物のヒラメとなるとカレイよりもぐっとお値段も跳ね上がります。

また、食性も随分異なっています。
一般的に食べるなら「ヒラメは刺身」「カレイは煮付け」なんて言われます。
この差は彼らの食性の違いから味にも影響してきます。
ヒラメは小魚をせっせと泳いで捕食しますが、カレイは底生生物を待ち伏せて捕食します。
たくさん泳ぎ回っている分、ヒラメはカレイよりもずっと筋肉が引き締まっているので
刺身は美味しい一方、火を通すと硬くなってしまう分、煮付けには向かないのです。
食性の違いから両者は歯の構造も大きく異なります。
イワシやアジをよく食べるヒラメは捕食しやすい様、歯は大きく尖っています。
一方カレイはゴカイなどを食べているため、大きな歯を必要とせず小さな歯をしています。
まあ、イロイロとうんちくを垂れましたが、
ヒラメとカレイを見分けるのも随分と面倒なのに、
ヒラメの種類、カレイの種類を見分けるとなると非常に困難です。
実際売られているカレイなどでも種類が混同しているケースもあったりするわけで…
ヒラメとカレイを極めるとかなり凄い人です…
by argon-l
| 2007-02-16 20:31
| 鳥羽水族館
