人気ブログランキング | 話題のタグを見る

キンメダイ

キンメダイ_a0012103_10421678.jpg

鮮やかな赤い体色、大きな金色に輝く目、古くから多くの人を魅了し、重宝されてきたキンメダイです。
お祝いの魚と言えばマダイが最もよく使われるわけですが、時にはマダイの代わりにキンメダイが用いられるなど、お祝いにも欠かせない魚です。
高級魚でありながら、スーパーや鮮魚屋さんでもしばしばお目にかかることができ、その役割や人気の高さを十分に認知されている魚だと思います。

キンメダイは今でこそ水深200~600mと深いところに生息する魚なのですが、その起源を辿るとけっこう面白いことがわかってきます。
キンメダイの歴史は古く、古代魚と言ってもいいほど昔、なんと1億年前に現れた魚と言われています。
魚の中でも最も原始的な魚の1つと言われるのがイワシなのですが、そのイワシたちよりも遥か昔から生きてきている魚なのです。
当時は現在のキンメダイの様に深いところで生活していたわけではなく、表層で生活を送っていたと言われています。
しかし、その後スズキ目の魚たちが地球に誕生し、段々とスズキ目の数が増え、
スズキ目の勢力が強くなるにつれキンメダイたちは水深深くへと生活域を変えていったのだそうです。

キンメダイ_a0012103_10423239.jpg

キンメダイを見た時にパッと一目で印象につく特長として、真っ赤な身体と金色に輝く大きな目です。
水の中で物を見ると深くなるにつれどんどん青っぽく見えるようになってきます。
これは色素がどんどん水に吸収されるもので、赤い色というのは水深10m以下になるとほとんど見えなくなります。
水深20mになるともう真っ黒です。
海の中では深くなるにつれ太陽光も届かなくなり、どんどん暗くなります。
こうやって見ると鮮やかな赤色も、キンメダイのいる水域では保護色になっているわけですね。

次にこの大きな目は相当発達しているものと思われます。
神経の数が半端でないことや、暗い世界でも物をよく見えるための構造がしっかりと出来上がっているのです。
そのため、深海の真っ暗な世界で何も見えないようなところでも、
泳ぐ魚や、単なる落下物かをしっかりと見分けて捕食活動を行っているようです。
キンメダイ、かなり用心深い魚らしいですよ。


ここ最近、たまたまなのか水族館でキンメダイを見る機会が格段に増えました。
実際に泳ぐキンメダイの姿は実に不思議な遊泳方法で面白いです。
泳ぐというよりふよふよ動くような感じで…
見て綺麗ですし、行動も面白いですし、是非キンメダイの姿は多くの人に見てもらいたいものです。

あ、ちなみにかんちょ、食べる魚という意味ではキンメダイが最も好きな魚であります。
by argon-l | 2007-11-17 10:43 | エプソン品川アクアスタジアム

各地の水族館で撮った魚たちの写真を紹介♪


by argon-l