生きてく強さ note.12
2007年 12月 28日
今日は金曜日!毎週恒例のカワウソ日和も絡めますが、意表を突いて伏兵のラッコです!
ラッコはカワウソと同じイタチ科の生き物でカワウソ亜科に属し、ウミカワウソとも呼ばれるのですよ。
なので仕草を見ていてもカワウソを彷彿させられるシチュエーションに出くわすことがあります。
やっぱり愉快な生き物なのですよ。
さて、今日はラッコの話です。
ラッコはかつては北海道の襟裳岬周辺で生息していましたが、
カワウソの仲間ということもあってか上質な毛皮が取れるため乱獲が進みました。
そのため明治の頃にここで見られていたラッコたちは絶滅してしまいました…
今でも時折ラッコの姿を見かけることはあるものの、定着するに至らないのです。
世界規模で見てもやはりラッコの乱獲が進んでいたことがあって、一時は絶滅の危機にまで陥りました。
国際的な保護が進められたこともあり、少しずつ個体数は回復してきていますが、
まだまだ絶対数は少ないです。
日本の水族館でもラッコは大人気の生き物ですが、その一方で切実な問題を抱えているそうです。
野生のラッコが少ないことから、野生のラッコを連れてくることができない。
また、日本で飼育されているラッコたちの高齢化により、出産の見込みが薄いことなど…
いつの日か日本でラッコを見ることは難しくなるかもしれません。