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☆特集 練り製品に利用される魚たち file.03: 『ハモ』

☆特集 練り製品に利用される魚たち file.03: 『ハモ』_a0012103_8523284.jpg

最近は京都に縁深い生活をしていることもあり、京都の魚文化に触れることが多いです。
今でこそ流通の便がよくなり、海の幸に乏しかった京都も様々な鮮魚が入るようになりましたが、
その昔は都であった京都は海から遠いこともあり鮮魚が運ばれてくることはありませんでした。
当時は若狭からやってくる塩もののサバや、本日紹介するハモが主流の魚でした。
ハモは大変生命力が強く、日持ちがするため京都では欠かせない魚だったのです。
その名残から今でも京都ではサバとハモは大変大切にされ、数々の文化が残っています。
ハモは独特の魚で、長くて硬い骨が多いため「骨切り」という作業が必要になります。
このため、文化として根付いた京都を除けばハモを食べる地域というのはけっこう少ないです。
なので京都に縁のある方を除けばハモをお目にかかる方は少ないかと思いますが、
京都ではスーパーでも活けで見かけることなんかもあってびっくりですわー

さて、そんなハモですが、漁獲的には各地域いろんなところで水揚げがあって、
ちゃんと消費されている魚でもあるんですよー。
代表的なものが「ハモ天」で、これは見るがままにハモのすり身を用いたものですが、
他にも蒲鉾や竹輪などでも原料として用いられています。
まあ、ハモそのものを食べているわけではないので実感は薄いかもしれませんが、
ハモもれっきとした練り製品の原料なんです。
by argon-l | 2008-02-20 08:53 | 浜名湖体験学習施設 ウォット

各地の水族館で撮った魚たちの写真を紹介♪


by argon-l