サンゴの日
2008年 03月 05日
今日は3月5日。
語呂合わせで「サンゴの日」となります。
ちゃんと記念日として1996年に「世界自然保護基金」が制定している日でもあるんですよ。
今年は『国際サンゴ礁年』ということもあって、普段よりも注目度が高い年でもあるかもですね。
今日はそんなサンゴの日にちなんで、まんまサンゴの写真を出すというよりは、
生活として馴染み深く美しい~お魚、ニシキテグリに登場してもらいました。
さてさて、近年、サンゴの減少に伴い、サンゴを復活させようといろんなところで試みが行われています。
以前当館でも紹介させて頂きましたgooホームプロジェクトもその一環ですね。
日本は海に囲まれた島国です。
ですが、そんな海と馴染みのある国でありながらサンゴとなると馴染み深く感じる方は大変少ないんじゃないかと思います。
しかし多くの生命を営むサンゴの存在、サンゴがなくなれば私たちは間違いなく生きていくことはできないでしょう。
ではどうしたらいい?
もちろん、上記のような活動に参加し、サンゴを植えることに協力するのもいいでしょう。
しかし、もっと大切なことがあります。
現在の環境はサンゴを植えたとしてもサンゴが生きていくことは大変厳しい環境です。
また、サンゴは大変成長が遅いため、今植えたところでその効果がはっきり現れるのはどのくらい先になることか。
もちろん未来を見据えることも大切ですが、何よりもこれ以上サンゴが減少しないように食い止めることが先決じゃないかなって感じます。
まずはサンゴが育っていける環境を整えてあげることが最も優先するべきことじゃないかなぁ~って思います。
今サンゴが最も減少している理由として「地球温暖化現象」があげられています。
海水温が30度を超えるとサンゴと共生する褐虫藻が減少してしまい、
褐虫藻の光合成によるエネルギー補給をしているサンゴが死滅してしまうといった具合です。
今や海の問題だけではなく、温暖化現象による影響は皆さんの身の回りでも様々なものを感じられていることと思います。
難しく、堅苦しく考えるのではなくて、皆さんがほんの些細なことをするだけでも、
一人ひとりの力が合わされば大きな力になるわけですから、
今よりほんの少しでいいので温暖化現象を食い止める行動をしてみてください。
今から10年、20年たった日本は、そして世界はどうなっているのかなーっと想像するとちょっと怖いなーって思います。
たまたまサンゴの日に絡めた更新をしようと思いつつ、いろいろ考えさせられた一日でした。
by argon-l
| 2008-03-05 09:29
| 須磨海浜水族園