ナキガザミ
2008年 10月 03日

甲長7cm程度の小さなガザミの仲間、ナキガザミです。
泣いているカニなのかと言えば、実際そんなようなところがありまして、
胸部の腹側と鋏脚にある突起を擦りあわせて音を出すことから、
まるで鳴いているかのような行動をするカニなのです。
日本では紀伊半島南部以南に分布するカニで、イセエビ漁に混ざってかかることがあるようです。
どんな感じの音を出すんでしょうねぇ?
海のカニと言えば砂泥底に生息する印象が強いですが、本種は岩礁や珊瑚礁に生息しています。
そんなことからイセエビ漁にかかることもあるようですが、
情報の少なさからすると、漁獲も少ないのか、資源的価値が低いためあまり出回らないのか、
とにかく生態に関する情報がないので紹介できるのはここまでですわ。
by argon-l
| 2008-10-03 07:28
| 京都大学白浜水族館
