ロウニンアジ
2009年 02月 01日

アジ科の中で最大種になるといわれるロウニンアジです。
その大きさ170cm、重量80Kgと、アジと言えば食卓に並ぶマアジを想像される方が多いと思うので、まさに規格外のサイズでしょう。
海水魚を扱っている水族館であればかなり多くの場所で見られるポピュラー種なので、
水族館へ行かれる折には是非その力強い泳ぎを感じ取って欲しいです。
また、この巨大で力強い魚は釣り魚としても大変人気があり、「GT(Giant trevally)」と言えば本種のことになります。
他にも若魚は「メッキ」と呼ばれたりします。
成魚になるにつれ特にオスは体色が黒っぽくなってくるので、まさにメッキがはがれた感じか。(笑)
本種はいわゆる「死滅回遊魚」という魚で、若魚は南日本から関東までやってくることがありますが、
冬の寒さで越冬できず死んでしまいます。
ですが昨年の10月頃、和歌山県で相次いでロウニンアジが釣り上げられたそうです。
若魚であればまだ可能性としてはあるものの、70cmを超えるような成魚個体が次々と確認され、
海水温が高いことや潮の流れの変化の影響によりやってきたのではないかと考えられています。
名前の由来についてはあまり定かになっていませんが、
「浪人」の武士を見立てたものという説がいくつかあります。
食用資源としても美味で大変価値が認められているものの、
大型個体になるとシガテラ毒を持つことが確認されているため注意が必要です。
by argon-l
| 2009-02-01 06:23
| 須磨海浜水族園
