ヒウオ(アユの幼魚)

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ヒウオと言ってもそういう魚がいるわけではなく、地方名です。
その正体はアユの幼魚なのですが、ヒウオというと地域によって指す魚が異なるようです。
今日紹介するのは琵琶湖産の子鮎のことで、漢字で書くと「氷魚」と書きます。
氷魚とはよく言ったもので、透き通るような身体をしていますね。
1月~2月は成長途上で、まさに今の時期ヒウオと呼ばれるシーズンなのです。
3月~4月にかけて稚鮎の時期を経て夏にコアユと呼ばれるくらいに成長します。
秋には性成熟して、婚姻色が現れると体色は黒っぽくなります。
氷魚と例えられるような透き通る体色とはまさに正反対ですねぇ。

コアユと言うと「子供のアユ」という印象を受けるかもしれませんが、
琵琶湖で育ったアユはみなコアユと呼ばれるんだそうですよ。
耳で聞いても字で見ても実に紛らわしいのですが、コアユとは「小鮎」と書きます。
これは子供のアユという意味ではなく、小さいアユという意味になります。
そもそも琵琶湖のアユは、まだ琵琶湖が海と繋がっていた時代から分布していたアユが、
海から切り離され陸封されたと考えられています。
そのため、海産のアユと比べると大きくは育たないようです。
厳密に言えば琵琶湖に住むアユも流入河川へ遡上するアユもいるため、
遡上するアユをオオアユ、湖に留まるアユをコアユと呼び分けています。
最初コアユという存在を知った時、子鮎と違うなら湖鮎と書けばいいのになぁ~っと思っていたのですが、
オオアユの存在を知った時にはなるほどなぁっと思いました。

で、当館ではまだアユの成魚って未登場だったんですね…。えらいこっちゃ…。
というわけで、近々登場させてみたいと思います。
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by argon-l | 2009-02-03 09:12 | 琵琶湖博物館

各地の水族館で撮った魚たちの写真を紹介♪


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