
水族館の展示としてはマニアックな部類に入ると思います~。オオナガレカンザシです。
以前エゾカサネカンザシというのを紹介しましたが、当館では二度目のカンザシゴカイ類の紹介です~
そのときにもお話したのですが、日常的には聞きなれない部類ながらもこのゴカイ類の仲間たちは世界中で8000種以上を数え、
生態系の中でも巨大グループ群にあたるかと思います。
彼らのように「カンザシ」と名のつく生き物たちは、髪に挿す「簪(かんざし)」に例えられておりますが、
普通、カンザシゴカイは棲管と呼ばれる管の中に身体を引っ込め蓋をすることができますが、
本種はその引っ込めた時に閉じる蓋を持っておらず、「かんざしを流してしまった…」というところから由来しているんだそうです。
釣り餌としてはとても馴染み深い生き物で、魚たちが食べるってことは、
自分らも食べられるんじゃなかろうか…?
っと思ってしまうのはやはり食い意地が張っているんだろうか?(汗)