シマフグ
2009年 10月 26日
最近スーパーや居酒屋などなど、トラフグやサバフグと言った名前をよく見かけるシーズンになってきました。
そんなわけで、すっかり頭の中はフグモードなので、同じようなぽっちゃり、ぼてっとしたフグを紹介します。
今日紹介する魚はシマフグです。
黒いはっきりとした模様、目・鰭・口などの要所要所が黄色になっていて面白いフグです!
(そういえば昨日のヒメアイゴも同じようなポイントを持っていますね。笑)
トラフグから連想してこのフグを選んだのはもう1つ理由があって、
見た目トラフグっぽく見えるのもフグ科トラフグ属なだけあります。
市場的事情を調べて見ると、フグ類の中では値段がこなれていて、
トラフグの代用品、もしくは廉価版と言った感じで利用されているんだそうです。
トラフグと比べると随分水分が多いせいもあってか刺身には向かず、そういったことから価値も低く見られてしまうようです。
一手間かけて水分を抜くことや鍋・揚げ物・干物などにすればトラフグにも負けず劣らずなんだそうですよ。
トラフグは高価なだけあって、庶民の我々にはおいそれと手が出せない代物ですが、
シマフグを上手に食べることによってトラフグに近い楽しみ方ができるようです。
ただ、トラフグ同様に強力な毒を持っているだけに毒を除去した「みがき」の状態でしかお目にかかることはないのですけどね。
売られているのを見かけたことがないのですが、やっぱりトラフグの方が価値が高いため、トラフグが優先されちゃうんでしょうかね?
庶民の手にも安く美味しい魚を流通したいものです。